リビングからソファをなくしたら・・

「機能的摩擦」で無意識に下半身を鍛える住まいのナッジ設計

ジムに行ってスクワットマシンに向かうのは強い意志が必要ですが、もし日常の暮らしの中で「勝手にスクワットが発生する部屋」があればどうでしょうか?

世界の健康長寿地域「ブルーゾーン」の一つである沖縄のセンテナリアン(100歳人)たちは、意識することなく、1日に数十回も床からの「立ち座り」(=スクワット)を行います。
特別な筋トレをしているわけではなく、畳の上での暮らしそのものが、下半身の筋肉やバランス能力を維持する究極の運動になっているのです。

モダンな畳の部屋でリラックスする50代の夫婦。ソファを置かない丁寧な暮らしで下半身の維持や健康な暮らしを意識した、ブルーゾーンに学ぶウェルビーイングなライフスタイルのための環境づくり。

現代の都市生活において、この仕組みを取り入れるための仕掛けが、私たちが提唱する「機能的摩擦(Functional Friction)」の空間設計(ナッジ設計)です。

便利すぎる環境は、人間の身体活動を奪います。
あえて生活動線に「少しの不便さ(摩擦)」をデザインすることが、無意識の健康行動を生み出すカギとなります。

•リビングにあえてソファを置かず、床座(フロアライフ)のスペースを作る(1日に何度も床からの立ち座りが発生します)

•リモコンやゴミ箱をあえて部屋の隅に配置する(座ったまま手が届く利便性を排除します)

ソファのない畳の部屋と床の間。遠くにソファが見える。わざわざ居心地のいい和室を置くのはナッジ理論でそこで立ち座りをするようになる。(株式会社ウェルネスメディカル研究所)

この写真はブルーゾーン石垣島プロジェクトで”HOTEL SPICE+”に設置した特別室(星夜臥游)です。ソファはあっても居心地の良い和室をつくると、そこで自然と立ち座りするようになる。
ソファは遠くにおいておいて、居心地の良いフラットな空間をつくる。
それだけで家の中で自然にスクワットが始まります。

意志の力による我慢や努力に頼るのではなく、空間の設計によって日常の立ち上がり動作を「自動発生」させる。これこそが、住まいをウェルビーイングの聖域に変える環境アプローチです。

ソファのない和室。2面は窓で柔らかな日差しが差し込む居心地の良い一等良い場所。畳のゆかにはクッションが置いてあってすぐに座れるようになっている。ブルーゾーンに学ぶライフスタイル。

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💡【住まい・オフィスのウェルネス監修・企業研修】

株式会社ウェルネスメディカル研究所では、行動変容を引き起こす空間・インテリアのナッジ設計をご提案しています。社員の活動性を高めるオフィス環境設計や、住環境のウェルネス監修、講演のご依頼は、弊社お問い合わせフォームよりお気軽にお問い合わせください。